ジョージ・ソロス氏を知っていますか?
「イングランド銀行を潰した男」との異名を取るユダヤ系アメリカ人で、まさに知る人ぞ知る伝説の投資家です。
そんな伝説の投資家がこの度、世間の一部が提唱する「ビットコイン暴落」に対して自論を展開しました。
ソロス氏は「放物線状に上昇するときは通常、最終的に急激な下落に至る。だが、このケースでは、独裁国家が増える限り、異なる結末を迎えるだろう。こうした国の統治者は海外で資金を蓄えようとビットコインに注目するからだ」と述べ、ビットコインの行く末について、すでにある程度の見通しが立っている様子。ずいぶん思い切った発言のように聞こえますが、発言したのがソロス氏だけに、そう簡単に軽視出来る発言ではありません。
何と言っても、ソロス氏の2015年当時の純資産は277億ドル、ブルームバーグの億万長者番付で世界TOP30に入るクラスの億万長者であり、まさしく投資の達人として数々の成功を収めてきた人物です。
中でも、1992年にイギリスのポンド売りで10億ドルもの利益を得たのは、ソロス氏の実績と才能を語るうえでは外せない逸話で、通貨投機の分野において確かな目を持っているのは日を見るより明らかです。
要するに、通貨投機で圧倒的な成功を収めてきたソロス氏だからこそ、今回のビットコインの将来性に対する見解は核心を突いている可能性は大いに考えられのです。
なお、ソロス氏はビットコインの今後について、次のような見解を持っていることも明かしました。
・急激な下落に見舞われるどころか、高値を維持する可能性が高い
・ビットコインの特徴であるブロックチェーン技術が建設的に使用されるのではと予測
これらの見解をみても分かる通り、ソロス氏はビットコインの今後について、一過性のバブルで終わるのではなく、相場が高まりながらなおかつブロックチェーン技術から派生して新たな展開を見せると予想しています。
伝説の大物投資が見通すビットコインの未来予想。
仮想通貨発展の新たな可能性を示し出す、「予言」となるのか、今後ますます楽しみになってきました。