日本にはいくつかの仮想通貨取引所がありますが、中でも「手数料をもらえる」など他にはないメリットを打ち出すザイフ(Zaif)が指折りの人気取引所です。
ちなみにこのザイフ(Zaif)、運営するテックビューロ株式会社の技術アドバイザーをあの堀江貴文が務めていたことでも話題を呼びました。
そもそも堀江氏は仮想通貨業界では大きな影響力を持っており、ひとつのツイートで相場が変動する(モナコインが典型)こともあるほど影響を及ぼす方です。
そんな堀江氏が話題にあげてきたことも、ザイフ(Zaif)の知名度、そして人気に勢いをつけたのかもしれません。
ただ、実際に取引所としてどのような点が優れているのか把握しないことには、正しい評価を下せいないのは当然の話。
そこで今回はザイフ(Zaif)の特徴や取引所としてのメリット・デメリット、更には取引所選びで欠かせない手数料に関する詳細などを解説したいと思います。
ザイフ(Zaif)の特徴を踏まえて、自分に見合った取引所選びの参考にしましょう。
仮想通貨の盛り上がりはここ数年に一気に勢いを増してきました。
その為、現在存在する多数の仮想通貨取引所もサービス開始からそれほど年月が経っていない所が多く見られます。
何故この話をしたかというと、歴史の浅い取引所は信頼性やクオリティにおいて大きなばらつきが見られるからです。
人気や話題だけで判断するのではなく、メリット・デメリットを踏まえたうえで適切な取引所を選択しなければ、いずれ思わぬ損失を被りかねません。
そこでまずはザイフ(Zaif)の特徴や基本的な仕組みを抑えることにしましょう。
ザイフ(Zaif)の一番の特徴といっても良いのがこの「手数料」について。
仮想通貨の取引所では基本的に、取引をすれば手数料が発生し、利用者は取引所に対して手数料を支払わなければいけません。
ところがザイフ(Zaif)では、ビットコインと日本円の取引手数料がマイナス0.01%となっているのです。
本来支払うはずの手数料が「マイナス」。 これはつまり、0.01%を手数料として利用者がもらえることを意味しているんですね。
仮想通貨の運用においては手数料を以下に安く抑えるかが利益確保の重要なポイントですが、逆に手数料をもらえてしまうザイフ(Zaif)には絶対的なメリットがあると言えるのです。
ちなみにこのビットコインと日本円の取引手数料のマイナスについては、キャンペーンが設けられていることもあり、2017年1月31日現在では手数料が5倍のマイナス0.05%となっていました。
ビットコインの取引を行うならザイフ(Zaif)が非常にお得ですので、まずこのメリットを頭に入れておきましょう。
まずトークンについてですが、定義が曖昧なためシンプルに説明すると、「ブロックチェーン上で発行されるもの」がトークンだと考えてください。
ブロックチェーン上で発行、ということはつまり、ビットコインのブロックチェーンを使って発行したりするなど、ブロックチェーンをイチから開発せずとも発行出来てしまうことを意味します。
その為、コストや手間が大幅に省けますので、極端な話その気になれば誰でも簡単にオリジナルのトークンは発行出来てしまいます。
ちなみにトークン、ビットコインなどの一般的な仮想通貨と同じように、送金や取引が可能な点は変わりません。
一般的な仮想通貨と異なる特徴はと言えば、開発元のビジネスが成功すればトークンの価値も比例して高まりやすい傾向を見せることです。
ご覧の通り、性質的には株式と似通った性質を持っている訳ですね。
さて、そんなトークンを数多く取りそろえているがザイフ(Zaif)の特徴のひとつです。
トークンを取り扱っていない取引所/販売所も多く存在するため、分散投資の選択肢を増やすうえでもザイフ(Zaif)は重宝する取引所であると言えるでしょう。
コイン積立とは、いわば通常定期預金の自動積立が行われるような仕組みで、仮想通貨を積立方式で購入していくサービスになります。
以上のようにZaifコイン積立の特徴は、自動買い付けで行われる為、買い付けのタイミングをはかったり取引所の注文を管理したりなどの手間を必要としない点。
更に、相場の浮き沈みが激しい仮想通貨の性質をくんで、相場が上がっても下がっても一定額で買付けすることにより、相場変動による損失リスク管理も行えます。
要するに気になる仮想通貨を安い時に多く、高い時に少なく買うことで、着実に積み立てられるサービスだと考えてください。
仮想通貨の将来性が気になる、投資はしてみたいが、時間や知識がない…。 まさしくそんな人にこそ、このZaifコイン積立はぴったりのサービスでしょう。
世界中で生まれてきた仮想通貨は、現時点で1200種類以上も確認されています。
当然その中でも価値はバラバラで、ビットコインのように実用化されている仮想通貨もあれば、全くと言って良いほど価値が存在しない仮想通貨も存在します。
では仮想通貨を保有、運用するうえではどのようなかどう通貨を選択すべきなのか?
答えは単純で、「価値が上がると思われる」仮想通貨を保有することです。
といってももちろん「価値が上がる」と保証されている仮想通貨など存在せず、どの仮想通貨に投資・保有するかは個人の意思にゆだねられます。
こういった特性を踏まえたうえで、銘柄ごとの値動きや相場の変動具合を加味しながら、複数の仮想通貨を運用するのがひとつのスタンダードモデルとも言えるでしょう。
その為、多くの取引所では仮想通貨を代表するビットコインだけでなく、複数の仮想通貨を取り扱っています。
ではザイフ(Zaif)での取り扱い仮想通貨一覧をまとめてみてみましょう。
現在では上記5種類の仮想通貨銘柄を取り扱っています。
また上記以外にも、多数のトークンを取り扱っており、以下のような銘柄を取りそろえています。
トークンの取り扱いを行っている取引所は少数である為(特に国内取引所では)、将来性を考慮してトークンを保有したい人は、それだけでザイフ(Zaif)の利用価値があると言えるでしょう。
仮想通貨の取引所を利用する際には、入金や出金、また取引時など、逐一様々な手数料が発生するのが基本です。
従って、仮想通貨の運用に力を入れるほどに取引量増加や入出金の手数料がかさみ、利益を圧迫するケースも珍しくありません。
しかしながら各種手数料は取引所ごとに独自に設定されていますので、各種手数料を比較しながら手数料をなるべく抑えながら仮想通貨運用を行うことも可能でしょう。
そこでザイフ(Zaif)の各種手数料について、ここからは詳しく解説していきたいと思います。
まず注目すべきは、上記の通り、現在ザイフ(Zaif)では現物取引の手数料が-0.05%になっている点です。
通常支払うべき手数料を逆にもらえると言うこのサービスは、他の取引所にはないザイフ(Zaif)独自の大きなメリットのひとつになります。
ちなみに現在はキャンペーン期間中のためマイナス0.05%となっていますが、通常時でも-0.01%ですのでいずれにせよお得であることに変わりはありません。
なお、上記の取引手数料-0.05%(通常時は-0.01%)になるのは、ビットコインのみとなっており、他のアルトコインを購入する際は0.1%~0.3%の手数料が発生しますので覚えておきましょう。
以下、ザイフ(Zaif)で取り扱っている仮想通貨の取引手数料(現物取引)一覧表となります。
※maker手数料は板に注文を並べる際の手数料、taker手数料は並んだ注文を消費する際の手数料を指します。
仮想通貨の取引に際して、取引所では日本円の入金や出金を行うことになります。 その際の手数料一覧を以下に記載しました。
[3]コンビニ入金にて、入金金額が5万円以上になる場合には、別途印紙税200円が必要となります。
なお、コンビニ決済かペイジー入金の場合、数分から1時間程度でザイフ(Zaif)へ入金処理が行われますので、銀行営業時間外などに即入金したい時は便利な入金方法です。
仮想通貨を他の取引所や別のウォレットに送金する際の手数料一覧です。
[4]0.0008~0.01BTCの間で可変※BTCネットワークの出金混雑状況により変更になります。
なお、送金手数料については変更頻度が多くなることが予想されるため、逐一更新されていないかチェックするようにしましょう。
取引手数料において、圧倒的優位性を持つザイフ(Zaif)ですが、各種手数料は他の取引所と比較してどの程度の水準なのか?
国内の主要取引所と、手数料を比較しながら見ることで、取引所を使い分けた賢い運用の参考となるはずです。
また、取扱仮想通貨の種類についても取引所ごとに異なる為、こちらも効率良く複数の仮想通貨を運用するうえでは重要なポイントとなるでしょう。
ここからは手数料と仮想通貨の取り扱い銘柄、それぞれを一覧に表にまとめていきたいと思います。
取引所の利用時に発生する手数料を抑えられれば、それだけ仮想通貨運用にて得た利益を確保できることを意味します。
では早速、国内主要取引所における仮想通貨ごとの取引手数料を比較してみましょう。
取引所名 | 仮想通貨 | 購入手数料(日本円) | 売却手数料(日本円) |
---|---|---|---|
コインチェック | ビットコイン(販売所) | 記載なし(実質約0.5%~) | 記載なし(実質約0.5%~) |
ビットコイン(取引所) | 0% | 0% | |
アルトコイン | 記載なし(実質約3.0%~) | 記載なし(実質約3.0%~) | |
ザイフ | ビットコイン(指値) | -0.05% | -0.05% |
ビットコイン(成行) | 0.1% | 0.1% | |
イーサリアム(ETH)指値 | 0% | 0% | |
イーサリアム(ETH)成行 | 0.1% | 0.1% | |
ネム(XEM)指値 | 0% | 0% | |
ネム(XEM)成行 | 0.1% | 0.1% | |
モナコイン(MONA)指値 | 0% | 0% | |
モナコイン(MONA)成行 | 0.1% | 0.1% | |
ビットコインキャッシュ(BCH)指値 | 0% | 0% | |
ビットコインキャッシュ(BCH)成行 | 0.1% | 0.1% | |
ビットフライヤー※① | ビットコイン(販売所) | 記載なし(実質約2.0%~) | 記載なし(実質約2.0%~) |
ビットコイン(取引所) | 0% | 0% | |
アルトコイン | 記載なし(実質約3.0%~) | 記載なし(実質約3.0%~) | |
ビットバンク※② | ビットコイン | 0% | 0% |
イーサリアム(ETH) | 0%(BTC購入のみ) | 0%(BTC購入のみ) | |
ライトコイン(LTC) | 0%(BTC購入のみ) | 0%(BTC購入のみ) | |
モナコイン(MONA) | 0% | 0% | |
リップル(XRP) | 0% | 0% | |
ビットコインキャッシュ(BCH) | 0% | 0% |
※①ビットフライヤーでは、2018/1/31まで期間中のビットコイン売買手数料が無料のキャンペーンを実施中
※②ビットバンクでは、取り扱う全通貨ペアの取引手数料を完全無料にするキャンペーンを実施中
やはり目を引くのはザイフ(Zaif)の取引手数料が唯一「マイナス」となっているところ。
もちろん手数料無料でも十分にオトクなのですが、逆に手数料がもらえるというのは、ある意味革新的とも言えるサービスでしょう。
ただ、取引手数料がマイナスとなるのはあくまでビットコインに関してですので、その他の仮想通貨に関しては他の取引所の特徴を踏まえたうえで使い分けるのもおすすめです。
ビットコインの急激な人気のおかげもあって、昨今では様々な仮想通貨(アルトコイン)も軒並み価値を上昇させ、投資の幅は以前より格段に広くなりました。
しかしながら取引所ごとに取り扱い銘柄は異なる為、複数の仮想通貨をうまく運用するにはいくつかの取引所を使い分けながら投資を行うことがひとつの有効な手になります。
では手数料に引き続いて、国内主要取引所の取り扱い銘柄一覧を比較してみましょう。
取引所名 | 取扱仮想通貨の種類 | 一覧 |
---|---|---|
コインチェック | 13種類 | BTC、ETH、ETC、LSK、XMR、REP、FCT、XRP、ZEC、XEM、LTC、DASH、BCH |
ザイフ | 5種類 | BTC、ETH、XEM、MONA、BCH※他、トークン多数 |
ビットフライヤー | 6種類 | BTC、ETH、ETC、LTC、MONA、BCH、LSK |
ビットバンク | 6種類 | BTC、ETH、LTC、XRP、MONA、BCH |
ザイフ(Zaif)の取り扱い銘柄について、数では他の取引所の劣る印象ですが、逆に他の取引所にはないトークンを多数そろえているところは利点と言えるでしょう。
トークンは株式と仕組みが似ているため、発行元の動向や背景に注目しながら運用を行うと、他の仮想通貨とは異なるスタイルでの運用が可能となるかもしれません。
ザイフ(Zaif)を利用した際はぜひトークンにも注目してみてください。
ここまで、ザイフ(Zaif)の特徴や手数料の詳細などを解説してきましたがいかがだったでしょうか?
最後に特に重要な点をまとめておきましたので、おさらいとしてチェックしておきましょう。。
手数料面のメリットだけでなく、コイン積み立てやトークンの取り扱いなど、他の取引所にはないユニークなサービスで着実に人気を集めるザイフ(Zaif)。
取引所としてのおすすめポイントはいくつも存在するだけに、仮想通貨運用時には持っておいて損はない取引所だと考えます。
何と言っても仮想通貨の運用は売買にて利益を出す方法になりますので、手数料の面においてメリットがあるのは特筆すべきポイントです。
今回紹介したザイフ(Zaif)の特徴を踏まえて、取引所選びの参考にしてみてください。