国内で最大手に位置づけさせる仮想通貨取引所、ビットフライヤー(bitFlyer)。
2014年に国内初の仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)販売所(取引所)としてサービスを開始して以降、仮想通貨に関する情報発信も含めて、常に仮想通貨業界の先頭に立ってきました。
その証拠に、月間取引量・ユーザー数・資本金※における3冠を達成し、国内最大のビットコイン・ブロックチェーン企業として、今なお人気を得続けています。
※ビットフライヤー調べ、月間取引量:9.5 兆円超、ユーザー数:100 万人超、資本金:41 億 238 万円(資本準備金含)(2017 年 12 月現在)
今回はそんなビットフライヤー(bitFlyer)の特徴やメリット、更には登録方法や手数料に至るまで、詳細を徹底解説することにします。
他の取引所(販売所)との違いも比較しながら、仮想通貨運用の参考にしましょう。
仮想通貨取引所は何もビットフライヤー(bitFlyer)だけではなく、国内・国外、非常に多数の取引所が存在しています。
もちろん取引所ごとにサイトの構成や使い方、手数料などはバラバラ。
だからこそ、賢く、効率良く仮想通貨を運営していくのであれば、取引所選びも重要なポイントになります。
そこでまずはビットフライヤー(bitFlyer)の特徴およびメリットを順に見ていきましょう。
ビットフライヤー(bitFlyer)がサービスを開始したのは、2014年4月。
まだまだ歴史としては浅いにも関わらず、実は多くの企業・ファンドから出資を受けています。
上記はビットフライヤー(bitFlyer)の株主ですが、見ての通り多くの大企業が名を連ねていますね。
これだけのそうそうたる企業から資本調達できるのは、ビットフライヤー(bitFlyer)の将来性を見越して、更にビットコインをはじめとした仮想通貨の先見性が高い裏付けとも言えるでしょう。
ちなみに資金力が高いのは利用者側にとっても大きなメリットをもたらします。
仮想通貨の取引所では日々多くのお金(仮想通貨ではなく日本円などの法定通貨)が流通しており、万が一取引所が破たんした際の損失は計りしれません。
その為、資本力が高いと言うことは=倒産にも強いことを意味し、利用者側にとっても大きなメリットをもたらすと考えることが出来るのです。
また、ビットフライヤー(bitFlyer)では、利用者の資産の安全性向上のため2種類の損害保険を国内大手損害保険会社と契約しており、安心性と信頼性は更に高いものとなっています。
≪2種類の損害保険≫
数ある仮想通貨の中でも断トツで相場の高いビットコイン。
ビットフライヤー(bitFlyer)は複数存在する国内取引所の中において、このビットコインの取引量1位を誇る取引所です。
では取引量が多いとどのようなメリットがあるのでしょうか?
何と言っても一番のメリットは、取引量が多いと流動性が高いため、自分の希望するタイミングに好きな価格で売買しやすいことが挙げられます。
要するに取引する相手が多いと、それだけ任意の条件でしかも素早く売買しやすくなるんですね。
逆に取引量の少ない取引所だと、「ここだ!」というタイミングで売買しようとしても、売買する相手が少ないため、売り時・買い時を逃してしまい、予想外の損失を被ってしまうケースもあるのです。
単純に取引量が多いというのは、仮想通貨運用にて利益を得るために重要なポイントであると覚えておきましょう。
仮想通貨の運用や取引所の利用はWEB上を通して行われる為、セキュリティにも気を使わなければなりません。
例えば危惧するポイントとして代表的なもので言えば、個人情報の漏えいや不正ログインなどが挙げられます。
これらに関連する被害を被ると、プライベートが侵害されるだけでなく、重要な資産を失ってしまう可能性も十分に考えられるため、特に資産のやり取りを行う取引所では軽視すべきでない部分です。
このセキュリティ面について、ビットフライヤー(bitFlyer)では幾重にわたる強固なセキュリティシステムが実装されています。
いくつか具体例を挙げてみましょう。
①SSL通信
個人情報を確実に守る為に、利用者からの全てのデータ通信を暗号化。大手金融機関よりも強度の高い暗号化技術を使用。
②アカウントロック機能
ビットフライヤー(bitFlyer)にログインする際に、一定回数以上正しくないパスワードを入力した場合、アカウントロックがかかります。
③携帯電話・デバイスによる2段階認証
SMS、メールアドレス、または認証アプリによる2段階認証機能を設定することができます。従来のIDとパスワードに加え、認証コードという6桁の数字の入力を追加で求めることにより、セキュリティを強化することができます。
※認証コードは時間の経過やログインのたびに変化
④自動タイムアウト
ログインしたまま、一定時間操作が無かった場合には自動的にログアウトし、第三者による不正操作を防ぎます。
上記に記載したのはあくまで一部ですが、ビットフライヤー(bitFlyer)では強固なセキュリティと使いやすさの両立を目指しており、利便性と安心感に優れた取引所としても評価の高い取引所です。
ビットフライヤー(bitFlyer)では、「ビットコインをもらう」サービスが用意されており、ビットフライヤー(bitFlyer)経由でインターネット上のサービスを利用すると、ビットコインをもらうことができます。
いかがでしょうか?
仮想通貨の中でも一番評価されているビットコインだからこそ、サービス利用と付随してもらえるのはうれしいものです。
「ビットコインをもらう」サービスの種類は多数用意されていますので、気になる方は逐一公式サイトをチェックしてみてください。
アルトコインとはビットコイン以外の仮想通貨を指しており、その数は実に1000種類以上にものぼります。
それぞれひとつひとつにビットコインと同じように名前が付けられており、相場(価値)も異なるのですが、仮想通貨の取引所で全てのアルトコインを取り扱っている訳ではありません。
取扱仮想通貨の種類は取引所ごとに異なりますので、ビットフライヤー(bitFlyer)での
取扱通貨・アルトコインの種類を見ていきましょう。
ビットコインを含めると全部で7種類、現在ビットフライヤー(bitFlyer)では仮想通貨の取り扱いを行っています。
相対的に見て、取り扱い数は絞り込んでいる印象が強く、ビットフライヤー(bitFlyer)より多くのアルトコインを取り扱う国内の取引所も存在するため、様々な銘柄の運用を考えている場合は他の取引所との並行利用も考えて良いかもしれません。
※2018年1月31日更新
ビットフライヤー(bitFlyer)は「リスク(LISK)」の取扱いを開始。トレードクラスの利用者はアルトコイン販売所にて日本円で「リスク」の購入および売却が可能となりました。
仮想通貨の取引や送金、また取引(売買)のための日本円などの入出金には取引所それぞれで手数料が設定されています。
この手数料については同じ種類の手数料であっても取引所ごとに違いがあり、手数料をいかに安く抑えるかが取引所を賢く利用する方法とも言えるでしょう。
ではビットフライヤー(bitFlyer)での各種手数料を順に紹介したいと思います。
まずは以下の表をご覧ください。
ビットコインおよびアルトコインの売買時に発生する手数料をまとめた表です。
要約すると、ビットコインについては現時点(2018年1月26日)は取引所でも販売所でも売買に対する手数料は設定されていません。
また、アルトコインも同様に販売所での売買手数料は無料となっています。
しかしながら販売所で仮想通貨を購入(販売)すると、実質的に手数料を含めた価格が設定されるため、取引所よりは割高(販売時には割安)となってしまいます。
※この点については他の販売所でも概ね同様の仕組み
ビットフライヤー(bitFlyer)の場合、注目すべきはビットコイン取引所の売買手数料です。
現時点では無料キャンペーン実施中のため無料となっていますが、終了後は0.01%~0.15%に戻る可能性が高くなりますので、キャンペーン情報にも随時注目しておきましょう。
送金手数料とは、ビットコインなどの仮想通貨を他の口座やウォレットに送る際の手数料です。
まずビットコインに関してですが、ビットフライヤー(bitFlyer)では、一律「0.0008BTC」に設定されています。
なお、ビットフライヤー(bitFlyer)のアカウント所持者同士で使えるbitwireという方の場合、手数料は発生しません。
ビットコインアドレス(相手の口座番号)の入力をせずに、メールアドレスの入力でビットコインの送金が出来ますので、手間を抑えられて、なおかつ手数料もかからないところがメリットですね。
次に、他のアルトコインの送金手数料についてですが基本無料となっている一方、送金を完了させるにはマイナーに一定額を払わなければいけません。
(ETH:約0.0001ETH、ETC:約0.0001ETC、約LTC:0.016LTC、BCH:0.0001BCH、MONA:0.016MONA)
入出金手数料とは、仮想通貨を買う際に必要な日本円などの入金、およびビットフライヤー(bitFlyer)内の日本円などを出金する際に必要な手数料を指しています。
クイック入金とは、ネットバンクからの振込(※ 1)、及びコンビニ決済(※ 2)、Pay-easy(ペイジー)入金(※3)で、24 時間 365 日、日本円を自分の口座に入金できるサービスです。
※1 じぶん銀行、住信SBIネット銀行、ジャパンネット銀行
※2 ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクス、ミニストップ、デイリーヤマザキ、スリーエフ、セイコーマート
※3 Pay-easy(ペイジー)とは、税金や公共料金、各種料金などの支払いを、金融機関の窓口やコンビニのレジに並ぶことなく、パソコンやスマートフォン・携帯電話、ATMから支払うことができるサービスです。Pay-easy(ペイジー)対応の金融機関のインターネットバンキングや、ATMなどからご入金いただけます。
なお、クイック入金を利用しない場合は、自らが保有する銀行口座からビットフライヤー(bitFlyer)の保有する銀行口座へ振り込みを行う必要がある為、通常の銀行振り込みと同じように振込手数料が発生します。
クイック入金の手数料は324 円(税込)/件ですので、通常の銀行振り込みの手数料とほとんど変わらないですね。
24 時間 365 日入金可能なことを考えると、クイック入金の方が便利かもしれません。
取引所(販売所)を用いて仮想通貨を運用する場合、取引所ごとに異なって設定されている点を踏まえて、いかに手数料やスプレッドを少なく抑えるが利益を確実に確保する上でのポイントになります。
仮想通貨で利益を上げる基本的な仕組みは「安く買って、高く売る」、つまり買値と売値の差額によって利益を上げることになる訳ですが、手数料が高くかかってしまうと、差額分の利益が減少してしまうことを忘れてはなりません。
特にスプレッドはその典型で、販売所を利用する際はどの程度スプレッドの幅が発生するのか事前にある程度把握しておくことが重要です。(特に販売所)
≪スプレッドとは≫
また、手数料と合わせて(スプレッド)取引所ごとの取り扱い仮想通貨もチェックしておきましょう。
仮想通貨はそれぞれ仕組みや相場が異なりますが、リスクを分散させ、なおかつ利益の供給源を複数確保するためには、数種類の仮想通貨に対する投資が有効な一つの手だからです。
ここからは手数料と取扱仮想通貨について、ビットフライヤー(bitFlyer)と他の取引所を一覧比較することにしましょう。
仮想通貨取引時の手数料は各取引所で設定が異なり、また手数料が安くなったり無料になるするキャンペーンも随時展開されているため、各取引所それぞれの特徴をとらえることが重要です。
主な取引所の仮想通貨売買にかかる手数料を以下の表にまとめましたので、ご覧ください。
取引所名 | 仮想通貨 | 購入手数料(日本円) | 売却手数料(日本円) |
---|---|---|---|
コインチェック | ビットコイン(販売所) | 記載なし(実質約0.5%~) | 記載なし(実質約0.5%~) |
ビットコイン(取引所) | 0% | 0% | |
アルトコイン | 記載なし(実質約3.0%~) | 記載なし(実質約3.0%~) | |
ザイフ | ビットコイン(指値) | -0.05% | -0.05% |
ビットコイン(成行) | 0.1% | 0.1% | |
イーサリアム(ETH)指値 | 0% | 0% | |
イーサリアム(ETH)成行 | 0.1% | 0.1% | |
ネム(XEM)指値 | 0% | 0% | |
ネム(XEM)成行 | 0.1% | 0.1% | |
モナコイン(MONA)指値 | 0% | 0% | |
モナコイン(MONA)成行 | 0.1% | 0.1% | |
ビットコインキャッシュ(BCH)指値 | 0% | 0% | |
ビットコインキャッシュ(BCH)成行 | 0.1% | 0.1% | |
ビットフライヤー※① | ビットコイン(販売所) | 記載なし(実質約2.0%~) | 記載なし(実質約2.0%~) |
ビットコイン(取引所) | 0% | 0% | |
アルトコイン | 記載なし(実質約3.0%~) | 記載なし(実質約3.0%~) | |
ビットバンク※② | ビットコイン | 0% | 0% |
イーサリアム(ETH) | 0%(BTC購入のみ) | 0%(BTC購入のみ) | |
ライトコイン(LTC) | 0%(BTC購入のみ) | 0%(BTC購入のみ) | |
モナコイン(MONA) | 0% | 0% | |
リップル(XRP) | 0% | 0% | |
ビットコインキャッシュ(BCH) | 0% | 0% |
※①ビットフライヤーでは、2018/1/31まで期間中のビットコイン売買手数料が無料のキャンペーンを実施中
※②ビットバンクでは、取り扱う全通貨ペアの取引手数料を完全無料にするキャンペーンを実施中
一覧表の中で目を引くのは、ザイフのビットコイン売買時に発生する手数料がマイナスとなっている点です。
マイナスとはつまり、手数料を利用者側がもらえることを意味しており、他の取引所にはあまり見られないザイフ独自のメリットと言えるでしょう。
肝心のビットフライヤー(bitFlyer)については、販売所で売買した際のスプレッドが少し高い印象を受けるかもしれませんが、スプレッドは常に変動しており一定ではありませんので、一概にどの取引所が損であるとも言えません。
あくまで、基本的に仮想通貨の取引所では、販売所にて売買される仮想通貨には手数料が上乗せされているイメージを持つことが重要になります。
※相対的に取引所の方が安く買えて、高く売れる、と考える。(ただし、取引成立に時間がかかる場合もあるため注意)
国内の主な取引所ごとの取り扱い仮想通貨を一覧表にまとめした。
取引所ごとに大きく異なりますので、順に見ていきましょう。
取引所名 | 取扱仮想通貨の種類 | 一覧 |
---|---|---|
コインチェック | 13種類 | BTC、ETH、ETC、LSK、XMR、REP、FCT、XRP、ZEC、XEM、LTC、DASH、BCH |
ザイフ | 5種類 | BTC、ETH、XEM、MONA、BCH |
ビットフライヤー | 7種類 | BTC、ETH、ETC、LTC、MONA、BCH、LSK |
ビットバンク | 6種類 | BTC、ETH、LTC、XRP、MONA、BCH |
取扱仮想通貨の種類ではご覧の通り、コインチェックが圧倒しています。
ビットフライヤー(bitFlyer)は7種類とコインチェックに数では劣るものの、人気銘柄は手堅く取り扱っているため、ビットコイン以外の仮想通貨を運用したい人にとっても十分に対応できる取引所だと言えるでしょう。
ここまで、ビットフライヤー(bitFlyer)の特徴や手数料の詳細などを解説してきましたがいかがだったでしょうか?
最後に特に重要な点をまとめておきましたので、おさらいとしてチェックしておきましょう。。
以上の通り、ビットフライヤー(bitFlyer)を使用する際の注意点は販売所での売買と取引銘柄の数にあります。
ただ、この2点については取引所メインで売買を行うこと、また他の取引所と併用して運用仮想通貨の種類をカバーすることで補えますので、決定的なマイナスポイントとは言えません。
ビットフライヤー(bitFlyer)の特徴は何と言っても、国内初の仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)販売所(取引所)として現在に至るまで仮想通貨業界を盛り上げてきたところ。
実績と信頼は申し分のない取引所ですので、登録しておいて損はない取引所だと考えます。
他の取引所の特徴とも比較しながら、ビットフライヤー(bitFlyer)を賢く使って仮想通貨運用を効率良く行いましょう。